「WIN=WIN」と「地域密着企業」を柱に――。
弊社は平成17年12月に設立した会社です。土木工事業者としては新参企業ですが、法人化する以前より、主に地元柏市を中心に区画整理等の公共事業やマンション、物流倉庫、病院等の比較的大規模な民間事業工事の二次、三次下請にて土木工事を請け負ってまいりました。
さて、土木工事のうち、根切工事等をすると現場で必ず余剰するのが「建設発生土」。
それは、俗に皆様が「残土」と呼んでいるものです。
弊社は根切工事を請け負うと同時に、その建設発生土の運搬及び処分を請け負う比率が高く、この約10年間に、規模の大小合わせれば30か所ほどの盛土造成工事を行ってまいりました。建設発生土を単に処分するのではなく、別の土地の価値を大きく高める盛土として再活用する活動です。窪地や傾斜地、また農地でありながら、低地であったり、日当たりが悪かったり、水はけが悪く、やむなく耕作を放棄されている土地等を日々探しては、その所有者様に土地の有効活用を提案しました。そして許可権者(県・市町村等)に申請し、正規に許可を受けた上で、造成工事を実施。その結果、各地主様より満足の声をいただいております。
先に述べました、俗にいう「残土」に対して、決して皆様が良いイメージを持たれていないのは充分理解しております。その原因は、既存の業者が以前に行っていた「いい加減な施工」に他ならないはずです。
例えば「無許可」だったり、「平らにします」とおいしい事を言って窪地を逆に「残土」で山積みして知らぬ顔をしたり、コンクリート等のガラを入れたり……。
弊社の代表者である私も地元農家の長男で親や親戚の土地も同じような被害を受けておりますので、それに対しては強く実感はしております。弊社は新参の企業ですので、逆にそれ故、既存の業者とは一線を画し、土地の所有者様や近隣住民の方々と充分に話し合いの機会を持ち、理解を深めていただきながら、許可権者とも密に連絡を取り盛土造成工事を進めてまいりました。
「埋立工事」に対する許可権者である行政の条例も年ごとに厳しくなり、施工中の監視も厳しくなっています。搬入する土砂も逐一「土質分析」を行って安全性を認められた土砂以外は搬入出来ません。
最後に、弊社は民間企業ですので当然のことながら「利益」を追求します。
しかしながら、同時に土地の所有者様のメリットを常に考えております。具体的には、弊社と土地所有者様の間に「WIN=WIN」の関係を構築すること。なおかつ、地元への強い愛着を持つ「地域密着企業」であること。この2つを最大の理念として掲げております。
弊社は不動産業を営んでおりますので、工事完了後には土地の所有者様のご要望があれば、「貸地」や場合によっては「売却」に対しても協力をさせていただいております。農地におきましては認定農業者たる株式会社聖建ファームを関連会社として有しておりますので、農地の「借り上げ」や「買い取り」にも積極的に取り組んでおります。
聖建ファーム設立の第一の目的は耕作放棄地を優良な農地として、仮に地主さんが耕作されない場合には聖建ファーム自らがその農地を借り受けて、耕作をし、少しでも耕作放棄地をなくしたいとの思いからです。
弊社は地元企業として、地元の皆様と共に歩んでまいる所存であります。
